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大学入学共通テストの英語民間試験導入延期 文科省は一体・・・

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萩生田文部科学相が閣議後記者会見で、大学入学共通テストでの英語民間試験の来年度からの実施延期について発表しました。

5年先送りして、2024年度の大学入試に向けて検討するとのこと。

英語民間試験については、ずっと公平性の担保ができていないという批判がありました。試験会場への距離、受験費用、異なる試験結果の評価などです。

検討すべき課題がたくさんあるのに、現場や有識者の反対の声を押し切って、無理やりスケジューリングしてここまで進めてきたのです。それが、文部科学大臣の「身の丈」発言という、問題の本質に触れるような発言が発端となり、野党がそれに乗っかって攻めに転じ、もともと課題が山積だった方式に対してリカバリーの理論構築ができず、ついに延期を決めざるを得なくなったようです。

課題解決を後回しにして無理やり進めてきたことがあだとなった形です。いつもは揚げ足取りで、大臣(議員)自身の身の上の攻撃にとどまっていた野党も、今回は政策論争に発展させて、おそらく多くの関係者が望んでいたであろう結果を導いたことは、野党の存在意義が大いにあったといえます。

このように、野党には政策論争をしていただきたいです。現政権の元進められている、何か腑に落ちない仕組みを洗い出し、徹底的に追及することが本来の役目であり、それでこそ任せられるのではと思わせる存在になるのではないでしょうか。

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