イギリスの総選挙が行われ、保守党が過半数を占めるとのニュースが出ています。
プレグジットを巡っては、何年もずっとグダグダ進まなかったわけですが、これでやっとEU離脱への勢いがついてケリがつくものと思われます。でも、それによりイギリスも対外的な恩恵が失われる部分も多いことから、きっと多くの国民は不安に思っているでしょうし、イギリスに進出している企業の撤退も加速するのではないでしょうか。
数日前にテレビで見ましたが、イギリスの国会はプレグジットへの審議に大幅に時間を割いてしまい、肝心の国民生活に関する法案などの審議がおろそかとなり、国民に大きなしわ寄せがきていると報じられていました。
翻って日本はどうかと見てみれば、「桜を見る会」ばかりを野党が追及し、一部のマスコミもこれに乗っかってたきつける報道をしており、肝心の国民生活に直結する事項の議論がなされていないようです。日本はまだ安定しているから国民が騒動を起こさずに済んでいますが、本当に国会という場でまともな議論ができないものかと思います。
政権を担いたい政党の考えは、政権奪還に向けて安倍政権打倒のために一点突破の戦略だということでしょうけど、共産党はどうなのでしょうか。
だいぶ前ですが、選挙運動の共産党のCMでは「確かな野党」と言っていました。つまり政権を担おうとするつもりがなく、政権の監視機能が確かな政党であることのアピールだと思います。であれば、警察に任せればいいようなことの追求ではなく、もっと国民生活に直結した案件を真正面から政策論争すべきであり、そういう姿勢で臨める政党なのではないかと思います。でもできないんでしょうね。