更年期障害の原因
女性は閉経の前後5年の10年間を更年期と言います。更年期に入ると卵巣の機能が衰えて、女性ホルモンの一つであるエストロゲンのレベルが低下することにより、発汗、ほてり、のぼせ、頭痛、めまい、イライラ、疲労感、抑うつ、関節痛などが起こるとされ、これを更年期障害と言います。
なぜ大豆が更年期障害によいのか
大豆は女性ホルモンのエストロゲンとよく似た働きの成分を含んでいるので、更年期障害をやわらげるといわれています。
大豆のどういう成分が効くのかというと、大豆の中のイソフラボンが腸内細菌によってエクオールに変わり、このエクオールがエストロゲンとよく似た働きをします。
大豆加工食品の例
納豆、豆腐、味噌汁、生揚げ、凍り豆腐、おから、ゆば、枝豆
エクオールを作れる人とそうでない人の割合は
イソフラボンが腸内細菌でエクオールに変わる人は大豆を摂る意味がありますが、そういったエクオールに変える腸内細菌はすべての人が持っているわけではありません。国別の割合は次の通りです。
エクオールを作れる人の割合(国別)
日本50.0% 中国54.9% 台湾51.3% アメリカ27.6% ヨーロッパ28.2% オーストラリア31.3%
エクオールを作れるかどうかを調べるには
尿検査で調べることができるほか、インターネットで購入できる〒キットもあります。
なお、エクオールを作れない人は、サプリメントで試すのも一つの手でしょう。
※参考リンク
大豆イソフラボン│更年期障害が気になる女性を応援する輝きプロジェクト