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歯周病 敗血症の危険性

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歯周病敗血症の関係

歯周病」が、全身の重い症状を引き起こす「敗血症」とどういう関係があるのかは、歯周病がどういうものかを理解すると明らかになる。

歯周病とは、歯の周囲についた細菌の塊であるプラークが、歯と歯ぐきの間に入り込み、歯を支えている骨を溶かして、最後には歯が抜けてしまう病気。歯の周りに起こる病気のこと。
歯ぐきが炎症を起こす状態の歯肉炎がひどくなると歯周炎となり、さらに悪化すると歯周病となる。

歯周病敗血症を引き起こす仕組み

最初は歯ぐきの出血や腫れから始まるが、咀嚼(食べるために食物を噛む)や歯磨きの際に、細菌が血管内に入り込むと、細菌が全身に運ばれ、敗血症を引き起こすことになる。敗血症の原因・症状・治療について

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上記のことがすぐに敗血症につながるとは限らない。健康な人の場合は白血球など免疫機能が働くことから重病になる前に細菌は駆逐されるが、例えば、高齢者、抗がん剤治療中の人、手術後の人など、抵抗力・防御機能が低下している人の場合は、最近が増殖し、多臓器不全を引き起こすなど敗血症のリスクが高くなる。

このように、歯周病は口腔内にとどまらず、敗血症などの命にかかわる全身疾患になる危険性がある。

歯周病の原因「嫌気性菌」

歯周病を起こす細菌には、酸素を嫌う「嫌気性菌」というものがある。食べ物を腐らせたり、悪臭を発生させる原因のバクテリアもその一つである。この菌は、毒素を持っているものがほとんどで、酸素を嫌うため歯と歯茎の間に入り込んで繁殖し、その菌の出す毒素により歯周病を発症する。

歯周病を防ぐことの基本は、食後の丁寧なブラッシングである。プラーク内の最近の組成を防ぐために、食後すぐに3分間のブラッシングを行うことが大切である。

歯周病敗血症に関する参考サイト

歯周病と全身疾患の関係(敗血症等)健康長寿ネット

歯性菌血症と敗血症 歯周病治療専門室

歯科辞書用語「敗血症」 オーラルスタジオ

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