ステロイド

ステロイド外用剤の真実

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ステロイド剤は、炎症を抑える効果が優れている。
・ステロイドは副腎皮質ホルモンともいう。
・本来は体で作られるホルモンで、腎臓のすぐ上にある副腎という臓器から分泌される。
・この大きな働きは、体の中で起こっている炎症を軽くするというもの。
・ステロイド剤はこれと同じ働きをする薬。体で作られるホルモンでは湿疹などの炎症が抑えられないため、外からも与えて炎症を抑えようとする薬である。

ステロイド剤は外用剤(塗り薬)のほうが内服剤(飲み薬)より副作用が少ない。
・外用剤は直接患部に塗ることができるため、内服剤に比べて少ない量で確実に治療を行うことができる。
・しかも、体内の臓器にほとんど影響を与えない。
・副作用が出たとしても塗った場所にほぼ限られている。

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ステロイド外用剤は医師の指示で正しく使えば、副作用を恐れることはない。
・ステロイド剤の斬新的副作用は、感染悪化、糖尿病悪化、顔が丸くなる、精神異常、骨がもろくなる、といったものがあるが、よほどの大量を長期にわたって飲み薬・注射で全身に投与し続けた場合におこるもの。
・局所にはたらく外用剤で副作用が起こることは考えにくい。
・医師の指示で正しく使えば、副作用は恐れることはない。

ステロイド外用剤は効果の強いものから弱いものまで、病変にあわせて使い分けされている。
・ステロイド剤にはいろいろな種類があり、薬の強さも異なる。
・強いほど効果はあるが、使い方を間違えると副作用が現れる可能性は高くなる。

ステロイド外用剤は、塗る場所によって吸収の度合いが違うため、同じ薬をどこにでも使えるわけではない。
・医師は皮膚のどの部分に使うのかによって、どの強さのステロイド外用剤にするか使い分けている。
・顔は薬の吸収が良いので弱めのステロイド外用剤、手や足の裏は吸収が悪いので強めの外用剤という具合。
・副作用を恐れて不十分な薬を使うことは、なかなか治らずに長期間、大量に使うことになるので、医師の指示に従って正しく使うことが重要。

子供や老人には、弱めのステロイド外用剤を使う。
・子供は成人に比べて薬の吸収性が高い。また、高齢者は若い人より短期間で副作用が現れる可能性がある。
・子供や高齢者の場合、きめ細かく薬を使い分けていく必要があるため、余ったからといって使い続けることなく、医師の指示に従うことが重要。

ステロイド外用剤は、医師の指示に従って、塗る量や回数を守りましょう。

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