インフルエンザと風邪の違い
インフルエンザ
原因 インフルエンザウイルス
感染力 非常に強い
症状 急な高熱、悪寒、頭痛、関節痛、筋肉痛、下痢
潜伏期間 2日前後
重症化 高齢者や乳幼児は重症化しやすい
風邪
原因 ライノウイルス、コロナウイルスなど
感染力 比較的弱い
症状 くしゃみ、鼻水、鼻づまり、のどの痛み、咳、たん
潜伏期間 2~5日程度
重症化 重症化しない
インフルエンザの型の違い
A型 大規模な流行を引き起こす。季節性と呼ばれ毎年流行を繰り返す。
B型 A型ほど大流行にはならない。季節性と呼ばれ毎年流行を繰り返す。
C型 症状が鼻風邪程度とごく軽く気づかれない。
新型 10~40年周期で繰り返し誕生する。世界的大流行になり、免疫を持つ人が増えると流行の規模や症状が縮小していく。
インフルエンザ感染経路
次の2つの感染経路がある。
飛沫感染 感染者の咳やくしゃみなどに含まれるインフルエンザウイルスが鼻や口から侵入して感染する。
接触感染 ドアノブや手すりなどに触れることで手に付着したインフルエンザウイルスが口や目などの粘膜から侵入することで感染する。
インフルエンザウイルスの感染力は非常に高く、症状が落ち着いてからもしばらくは体内にウイルスが残っている。熱が下がってから2日間は自宅療養が必要である。
インフルエンザにかからないために
予防接種を受ける
インフルエンザが流行する前の12月上旬ころまでに予防接種を受ける。ワクチンは年ごとに変わるので毎年受ける。
人混みを避ける
インフルエンザは人から人へ感染するため人ごみに近づかないようにする。
手洗いうがいをこまめにする
インフルエンザウイルスは鼻、口、目などから体に侵入するため、手洗い、うがいを習慣づける。
マスクを着用する
飛沫感染の予防に有効。自分の顔のサイズに合ったマスクをつけてインフルエンザウイルスが侵入する隙間を少なくする。
湿度を高くする
インフルエンザウイルスは乾燥している時に活発に活動する。湿度を50%以上に保つと生存率は激減するといわれている。
免疫力を高める
バランスの良い食生活(全粒穀物、魚、野菜、果物、海藻、イモ類などを摂る)、適度な運動と十分な睡眠、体を冷やさない(低体温では免疫力が低下する)