多汗症の治療方法について
1 塗り薬
医師からの処方sンで調剤される塩化アルミニウム液を、発汗が多い部位に直接塗る。多汗症の人は就寝前の発汗がないことから、薬の効果を高めるために寝る前によくすり込むようにして塗る。持続期間が短いため、効果がなくなったら繰り返し塗る。
2 イオントフォレーシス療法
水道水に発汗が多い部位を浸して弱い電流を流す治療法。効果が出るまd毎日続ける。持続期間は一週間程度といわれる。
3 手術
手のひらの多汗症に対しては、ETS(腔鏡下胸部交感神経遮断術)、脇の下の発汗にはせん除法、足裏の多汗症には腰部交感神経ブロックという方法がある。いずれも代償性発汗という、別の部位からの発汗の副作用がある。重度の患者にのみ行う場合がある。
4 飲み薬
飲み薬は、抗コリン薬の日局プロパンテリン臭化物に多汗症の適応がある。漢方薬や抗うつ薬など処方されることがある。
5 ボツリヌス療法
腋窩多汗症に適応がある注射薬による治療。脇の下に直接注射することで発汗が抑えられる。持続期間に個人差があるが4~9か月程度といわれる。 2012年11月から健康保険が使えるようになった。それでも費用は3万円程度かかる。完治させる治療ではないが、人によって年一回の注射で脇からの大量の汗を気にすることなる過ごせるメリットは大きいといえる。