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RSウイルスの症状・原因・治療

      2016/09/12

RSウイルス感染症とは

RSウイルス感染症は、RSウイルスの感染による呼吸器の感染症である。
何度も感染と発病を繰り返す。生後1歳までに半数以上2歳までにほぼ100%がRSウイルスに少なくとも1度は感染するとされている。

RSウイルス感染症の症状

軽い風邪の症状から重い肺炎まで様々である。初めて感染発症した場合は重くなりやすいといわれいる。
○乳期、特に乳児期早期(生後数週間~数カ月間)
RSウイルスに初感染した場合、細気管支炎、肺炎といった重篤な症状を引き起こすことがある。
○初感染乳幼児
約7割は、鼻汁などの上気道炎症状のみで数日のうちに軽快。
約3割は、咳が悪化し、喘鳴、呼吸困難症状などが出現。
なお、低出生体重児や、心臓や肺に基礎疾患があったり、神経や筋肉の疾患があったり、免疫不全が存在する場合には重症化のリスクは高まる。
○重篤な合併症
無呼吸発作、急性脳症等。生後1か月未満は診断が困難な場合があり、突然死に繋がる無呼吸発作を起こすことがある。

※RSウイルスは生涯にわたって感染を繰り返し、幼児期における再感染での発症はよくみられ、その多くは軽い症状。
成人の場合、通常は感冒様症状のみ。ただし、高齢者では急性の重症の下気道炎を起こす原因となることが知られている。

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RSウイルス感染症の発生時期

例年冬期がピーク夏季は少ない状態が続いていたが、平成23年以降、7月頃から報告数が増加傾向

RSウイルスの感染経路

飛まつ感染
咳やくしゃみ、又は会話をした際に飛び散るしぶきを浴びて吸い込む。
濃厚接触
接触感染
ウイルスがついている手指や物(ドアノブ、スイッチ、椅子、おもちゃ、コップ等)を触ったり又はなめたりすることによるもの。
※空気感染(飛沫核感染)の報告はない。

RSウイルスの潜伏期間と発症時期

通常RSウイルスに感染してから2~8日、典型的には4~6日間の潜伏期間を経て発熱、鼻汁などの症状が数日続く。
多くは軽症で済むが、重くなる場合は、咳がひどくなる、喘鳴が出る、呼吸困難となるなどの症状が出現。細気管支炎、肺炎へと進展することも。

特に注意すべき人

感染によって重症化するリスクの高い基礎疾患を有する小児(特に早産児や生後24か月以下で心臓や肺に基礎疾患がある小児、神経・筋疾患やあるいは免疫不全の基礎疾患を有する小児等)
生後3か月以内の乳児

感染を防止するには

RSウイルス感染症の感染経路は飛沫感染と接触感染で、発症の中心は0歳児と1歳児。
飛沫感染対策
再感染以降では感冒様症状又は気管支炎症状のみである場合が多いため、RSウイルス感染症であるとは気付かれてない年長児や成人が存在しています。
よって、咳等の呼吸器症状を認める年長児や成人は、可能な限り0歳児と1歳児との接触を避けることが乳幼児の発症予防に繋がる。
0歳児と1歳児に日常的に接する人は、咳などの呼吸器症状がある場合は飛沫感染対策としてマスクを着用する。

接触感染対策
子どもたちが日常的に触れるおもちゃ、手すりなどはこまめにアルコールや塩素系の消毒剤等で消毒する。
流水・石鹸による手洗いか又はアルコール製剤による手指衛生の励行を行う。

RSウイルス感染症の治療方法

特効薬はない。治療は基本的には対症療法。

RSウイルスのワクチンはあるか

現在、ワクチンはない。
ほかは、モノクローナル抗体製剤であるパリビズマブ(Palivizumab)の投与がある。
※投与対象者の詳細は医師に確認

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