【目次】
1 老眼は誰でもなる!その原因
2 近視は老眼になりにくいのか
3 老眼への対応
4 老眼の治療方法
5 老眼の進行を止めるには
1 老眼は誰でもなる!その原因
老眼は加齢現象なので、誰でもなる。その原因は、レンズの役割である水晶体が固くなり、厚くなったり薄くなったりしてピントを合わせることができなくなってくることによる。
老眼に気付くのは42歳から45歳ぐらいであり、目の疲れや小さな文字が見えずらくなってくる。
2 近視は老眼になりにくいのか
老眼は近くの小さい文字が見えにくくなるのだが、近視・近眼の場合はもともと近くにピントを合わせやすいため、老眼の自覚が遅くなりがちということ。
逆に、遠視の場合は遠くは見やすいが近くが見えにくいので、老眼の症状を早く自覚する傾向にある。
3 老眼への対応
手軽なのは老眼鏡。老眼鏡の種類は次の通り。
近用専用レンズ:読書や資料が見やすい
近々両用レンズ:手元の書類からパソコンまでが見やすい
中近両用レンズ:手元からテーブルで向かい合う人の顔などが見やすい
遠近両用レンズ:手元から遠くまで見やすいようになっているが、各距離に応じてピントが合うレンズの部分が少なく(細かく分かれており)使いこなすのが難しいといわれる。遠方重視、近方重視などもある。
コンタクトレンズも遠近両用タイプなど様々な種類が出てきている。
4 老眼の治療方法
レーシック
レーシックはレーザー照射によって角膜のカーブを変えて近視や遠視、乱視を治療する手術。
レーシックにより、左右の目の度を変えて、片方の目を少し近視にする「モノビジョン」の状態にして、コンタクトや老眼鏡を不要の状態にする。
多視点眼内レンズ
硬化した水晶体を取り除き、人工の眼内レンズを装着する。多焦点のレンズを用いることで遠近療法あるいは遠中近の3焦点を見えるようにする。
老眼が進むと白内障を発症する可能性が高まるが、この治療は白内障の治療と同時に行うことができる。
5 老眼の進行を止めるには
紫外線を防ぐ
水晶体の硬化を防ぐために紫外線を防御する。帽子やサングラスなどを利用。
体を酸化させない
酸化は体全体の老化を進めることから、栄養バランスのとれた食事、適度な運動、規則正しい生活を心がける。喫煙や過度な飲酒も控える。
目に良い栄養を摂取
アントシアニン、ルテイン、アスタキサンチン、魚油などサプリメントで補うことも有効と考えられる。