au光からソフトバング光に携帯電話とともに乗り換えたのが3か月前。ソフトバンク光は、戸建ての「ギガスピード」。
切り替え直後は、wifiも順調でしたが、つい2週間前からだんだん遅さを感じ、ついに非常に遅くなりました。
その症状は、ネット対戦型ゲームのスプラトゥーンが途中で切れたり、時にはヤフーをはじめ静的なサイトの表示が遅くなったり、応答時間が長すぎて(レスポンスが悪すぎて)、ブラウザに「このページを表示できません」「このサイトにアクセスできません」と表示がされたりしました。
それまでスピードテストをしたことがなかったのですが、複数のサイトで行ったところ、なんと1Mも出ていなく、酷いときは、0.1Mを切るような状況でした。
そこで、ソフトバンク光サポートセンターに問い合わせたところ、原因究明のための切り分けや次のような対処をしたので、参考までに紹介します。
※なお、ソフトバンク光サポートセンターの担当者は、非常に丁寧に対応してくれて、通信改善に向けて今ました。
原因究明のための切り分け
1 有線LAN接続PCでも通信は遅いか
wifi接続(無線LAN接続)だけが遅く、有線LAN接続には問題がない場合がある。その場合はwifi設定に問題がある可能性が高い。
うちは有線で確認しましたが、遅さは無線と変わらず。
2 BBユニット(wifiルータ)の通信に異常はないか
サポートセンター側からのテスト。通信に異常がある場合、BBユニットの設定に問題がある可能性がある。
【対処法】このテストの結果、ipv6の通信とやらに異常があり、BBユニットの設定い問題があるかもとのことで、新たなBBユニットに取り替えて通信状況を確認することとなりました。
しかし、数日後に届いたBBユニットに取り替えた結果、遅さは全く変わりませんでした。
3 NTTの回線終端装置に直接PCを接続した場合はどうか
有線PCまでのネットワーク構成は、
(外からの光ファイバー) ①NTTの回線終端装置 (LANケーブル )②BBユニット (LANケーブル)③PCとなっています。
これを、BBユニットを外して、 ①NTTの回線終端装置 (LANケーブル )③PCとつなぎ、インターネット接続をして回線速度を確認します。
PPPoE接続になるので、回線サービス開始時に届いた認証IDと認証パスワードが必要なのでその書類を用意し、サポートセンターの指示に従い接続し、いくつかの回線速度サイトにて確認しました。→ 遅いまま(0.5M程度)でした。
このことから、どうやらBBユニットが原因ではなく、NTTの回線終端装置を含めた上流(インターネット側)のネットワークに原因がありそうです。
4 壁側の光ファイバー接続部分、回線終端装置の光ファイバー接続部分が緩んでいないか
ここからは、NTTの故障受付担当からの指示に従い行いました。
光ファイバーの接続部分はソケット状になっていますが、奥まで刺さっているか(抜けそうではないか)を軽く押し込んで確認しました。
特にゆるみはなく、回線速度の遅さも変わりませんでした。
5 NTTによる現場調査
光ファイバーがちゃんと信号を送受信しているかを専用の測定器で測定してもらいます。
いくつかの接続点があり、それぞれで測定してもらった結果、一つ不具合の箇所が見つかりました。場所は、室内まで伸びてきた光ファイバーの終端部分をある部品にくっつけるのですが、そこが何らかの理由によりくっつきが甘くなり、信号が非常に不安定になっていたようです。
その部品を専用の機器で付け替えたところ、それまで光ファイバーの信号が正常通信の下限を下回っていたものが、非常に強い状態になったとのこと。
あるサイトでスピードテストをしたら、80Mbpsを計測(その日の修理直前は0.008Mbps)し、サクサクと普通に使えるレベルに回復しました。
最後に
まずは通信が回復してよかったです。「ギガスピード」なのに、その千分の1も出ないのは明らかにおかしいし、そこはソフトバンクもNTTも同じ意見でした。
光回線状況を見に来てもらった際、私の脳裏をよぎった最悪のシナリオは、「アクセス回線は問題ありません」と言われることででした。そうなると次は通信キャリア内部のネットワークを調査することになるからです。原因がすぐ分かり、すぐに直せたことは不幸中の幸いです。
インターネットの通信、ベストエフォートタイプのサービスは、トラフィックの状況により遅くなることはよくあることですが、いつ通信しても明らかに遅い場合は、通信キャリアのサービスデスクに相談し続ければ、いずれは直るのでは、と思います。
同じような状況になった方にとって、この記事が参考になれば幸いです。