痛風

痛風の初期症状

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痛風の症状は、痛風の悪化状況により次のように進行します。

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1 自覚症状がない

痛風は血液中の尿酸の量が異常に増えていくことで発症しますが、この尿酸値が基準値である7.0mg/dLを超えていてもまだ症状が現れない状態を、無症候性高尿酸血症期と言います。

ふつうは病院や健康診断でなどで発覚しますが、治療する如何を問わず、食事や生活習慣の改善は必要であり、この状態を放置すると、本格的に痛風に進行して行くことになります。

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2 痛風発作が繰り返し起こる

痛風発作が繰り返し起こる時期を痛風間欠期と言います。この痛風発作は、尿酸塩結晶を異物とみなして免疫細胞が攻撃して引き起こされる炎症反応です。この時期は尿酸値を下げる治療が不可欠です。また、尿路結石や腎障害などを引き起こしやすい時期でもあります。

痛みは発生から24時間ぐらいでピークになります。通常7~10日で治まりますが、治療せず放置しておくと数か月から数年で発作が起きます。
なお、痛風発作が起こりやすい時間帯は夜中や明け方といわれており、起こりやすい季節は夏で次に秋と冬といわれています。

痛風発作が起きやすい場所は次のとおりです。一番発作が起きやすいのは足の親指の付け根で、最初の痛風の発作は1か所のみに現れることがほとんどです。

【発作が起きやすい場所】
肩、ひじ、手首、手指の関節、膝、アキレス腱の周囲、くるぶし、かかと、足の甲、足の指の付け根

【発作が起きやすい(尿酸塩結晶がたまりやすい部位)の特徴】
・体温が低い部位
・よく動かしたり負担がかかりやすい部位
・酸性度合いが高い部位
・タンパク質の少ない部位
発作の起こる場所の90%以上が膝から下の部分に集中している。

痛風発作の前兆

前兆が起こる時期 数時間前から1日くらい前

前兆の症状 発作が起きる部分に、チクチク、ピリピリ、ムズムズといった痛み、違和感、鈍痛、こわばり、ほてりのようなものを感じる

3 常に痛みがある

痛風が進行すると症状が慢性化した時期を慢性通風期と言います。痛風腎、高血圧症、脂質異常症など、様々な怖い合併症が同時に進行している可能性が高い時期です。また、痛風結節ができることもあります。痛風結節とは、尿酸塩が結晶となって、関節や軟骨の周辺、腱や皮下組織などに沈着し、コブ状の肉芽腫組織になる状態です。

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